駅周辺で住まいを探している家庭は、第一小・第二小・第五小・開北小の境目を先に確認すると、入学後のギャップが出にくいです。
下の比較表は、沼津市が公表している小学校区の地域区分、通学区域一覧、指定校変更の要件をもとに、住まい選びの目線で読み替えた早見表です。正式な学区判定は番地単位で変わるため、最後は必ず通学概念図と通学区域一覧で確認してください。
向く家庭・選択肢|料金|対象学年|通いやすさ|駐車場|送迎しやすさ|体験の有無
表の「通いやすさ」「送迎しやすさ」は、公開されている校区と地域区分から見た目安です。正確な通学条件は、実際の住所、通学路、放課後の預け先で変わります。
沼津市の公立小学校は23校、中学校は18校です。学齢児童・生徒の就学先は住所で定まり、通学概念図と通学区域一覧が市から公開されています。住所欄に「一部」と付く町名は、同じ町内でも番地で学校が分かれるので、物件情報だけで決めず最後に公的資料で照合したいところです。
ざっくり地図:沼津市の学区は、駅を中心に北側が第五小・開北小・金岡小エリア、南側が第三小・香貫小・第四小エリア、東側が大岡小・門池小エリア、西側が片浜小・今沢小エリアに大きく分かれます。狩野川を境に南北で中学校区も変わるため、住所だけでなく川との位置関係で見ると把握しやすくなります。
駅南側から中心商店街に近いエリアでは、第一小が幸町、本白銀町、白銀町、大手町の一部など、第二小が仲町、魚町、通横町、宮町など、第五小が泉町、三枚橋町、杉崎町、五月町などを含みます。港寄りや東間門方面では千本小になる住所もあり、駅北側では開北小が高島町、高沢町、高島本町、双葉町、本田町などを含むため、「沼津駅が近い」だけでは校区を読み切れません。同じ駅利用圏でも南北と海側で学校が変わりやすいので、転勤や新築で住まいを探す家庭は、この5校を最初に見比べると整理しやすいです。
南側は、第三小が我入道各町名と下香貫の一部、香貫小が下香貫と上香貫の広い範囲、第四小が市場町、住吉町、御幸町、吉田町などを含み、さらに志下、獅子浜、多比、口野、江浦、馬込は静浦小中一貫学校の小学校部です。海沿いと内陸、坂の多い地域が混ざるため、通学距離の数字だけでなく、朝の送迎動線や帰宅後の動きを見ておくと判断しやすくなります。第三中、第四中、静浦小中一貫学校と進学先のまとまりも違うので、小学校区と中学校区をセットで確認するのが実務的です。
東側は、金岡中区に金岡小と沢田小、大岡中区に大岡小と大岡南小、門池中区に門池小というまとまりです。金岡小は神田町、柳町、足高、江原町など、沢田小は新沢田町、駿河台、東沢田など、大岡小と大岡南小は大岡地内の一部が番地で分かれ、門池小は共栄町、北園町、岡一色の一部、宮前町、緑ヶ丘などを含みます。岡宮、大岡、花園町のように「一部」表記がある地域は分かれ方が細かいので、東部で土地探しをする家庭ほど番地確認が重要です。
西側は、片浜小が大諏訪、小諏訪、松長など、今沢小が今沢、北今沢、大塚の一部、愛鷹小が鳥谷、西椎路、東椎路、宮本など、原中区は原小と原東小に分かれ、浮島小は根古屋、井出、平沼、石川を含みます。原町中やニュータウン原のように新しい住宅地を含むエリアでは、同じ「原周辺」でも原小と原東小、さらに浮島小で見え方が変わります。西部は車移動が前提になりやすい家庭もあるため、学校までのルートは一度平日朝に走ってみると実感がつかみやすいです。
沼津市では、原則として住所で決まる指定校に通いますが、特別な事情がある場合は指定校変更や区域外就学を申請できます。申請書を見ると、指定校変更は転居、一時転居、転居予定、共働き等、地域的事情等、生徒指導上の配慮、小中一貫教育、特殊事情、通学上の安全確保など12区分、区域外就学は転出、一時転出、転入予定、共働き等、病院内学級など9区分です。沼津市外に住む、または市外へ転出するケースを含むなら区域外就学、沼津市内で指定校以外を希望するなら指定校変更、と整理すると迷いにくいです。
実際によく確認されるのは、転居予定、共働き等、地域的事情等、通学区域の変更、生徒指導上の配慮、通学上の安全確保です。たとえば転居予定は建築確認書や売買契約書、入居証明書など、共働き等は校長の意見書と在職証明書または預かり書、地域的事情等は校長の意見書、保護者の誓約書、自治会の所属証明、居住地域の地図が必要です。多くの区分で校長の意見書が要るため、書類集めは学校と教育委員会の両方に早めに相談したほうが進めやすいです。
旧隣接校選択制度に近い考え方で使われるのが「通学上の安全確保」です。条件は、指定校より希望する隣接校のほうが自宅からの直線距離で短く、かつ小学校は2キロメートル以内、中学校は2.5キロメートル以内であることです。2025年9月更新の案内では、令和8年4月新入学者の2次受付は2025年11月7日17時までで、転入は転入時、転居は転居時の申請となっています。
- マンションは部屋の玄関ではなく、敷地全体を自宅の敷地として測ります。
- 兄姉が変更していても弟妹は自動ではなく、別に申請が必要です。
- 小学校で変更していても、中学校入学時には改めて申請が必要です。
- 私学や市立高中等部を受ける予定があっても、申込期日までに申請し、進学先が決まったら学校教育課へ連絡します。
この5点は、相談の場で勘違いが起きやすいところです。特に距離の測り方は、実際の通学路と混同しないよう先に家族で確認しておくと、無駄な出し直しを減らせます。
新入学の入学通知書は1月中旬に発送される案内が出ており、指定された学校を変更したい特別な理由がある場合は学校教育課へ相談する流れです。市内転居で学区が変わると、市民課や市民窓口事務所で転退学通知書と転入学通知書が交付され、今の学校で転出、これから行く学校で転入の手続きをします。引っ越し日が決まっている家庭は、住民票の手続きと学校の手続きを別物にしないことが大切です。
申請前に確認したいのは、住民票上の住所と番地、入学年度、希望理由がどの区分に当たるか、必要書類がそろうかの4点です。特に「預かり先が学校に近い」「来春転居予定がある」といった事情は、指定校変更で扱える場合がある一方、言い方が曖昧だと必要書類が変わることがあります。迷ったら、学校教育課に理由をそのまま伝えて、どの申請区分になるかを先に確認するのが近道です。
問い合わせ先は、沼津市教育委員会事務局学校教育課です。住所は沼津市御幸町16番1号、電話は055-934-4808、メールは[email protected]です。市の案内ではLoGoフォームで受け付ける項目もあり、郵送や窓口だけとは限りません。
もし悩みの中心が「学区そのもの」よりも「放課後の預け先」や「お迎えの時間」にあるなら、学区変更だけで解決しようとしないほうが整理しやすいです。沼津市の放課後児童クラブは、市内の小学校に通う児童が対象で、平日は下校時から18時30分まで、延長は19時まで、指導料は月7,000円で8月は9,000円です。学区を動かす前に、放課後児童クラブや民間学童、送迎対応の学習支援を並べて比べると、家庭の負担が小さい答えになることもあります。
学区と指定校変更を個別に整理したい方へ
住まい候補の住所が複数ある場合や、指定校変更の理由がどの区分に当たるか迷う場合は、無料相談をご利用ください。学区の見方と確認順を、保護者目線で一緒に整理します。


